民俗文化財

ひとやまのぶたい肥土山の舞台

  • 写真01:肥土山の舞台全景

    肥土山の舞台全景

  • 写真02:舞台(正面)

    舞台(正面)

  • 写真03:舞台内部のぶどう棚

    舞台内部のぶどう棚

  • 写真04:舞台内部の廻り舞台

    舞台内部の廻り舞台

  • 写真05:舞台からみた花道と高座

    舞台からみた花道と高座

  • 写真06:舞台前面の桟敷

    舞台前面の桟敷

  • 写真07:高座(一階が楽屋)

    高座(一階が楽屋)

  • 写真08:高座

    高座

  • 写真09:衣裳倉

    衣裳倉

  • 写真10:奉納歌舞伎の様子

    奉納歌舞伎の様子

  • 写真01:肥土山の舞台全景
  • 写真02:舞台(正面)
  • 写真03:舞台内部のぶどう棚
  • 写真04:舞台内部の廻り舞台
  • 写真05:舞台からみた花道と高座
  • 写真06:舞台前面の桟敷
  • 写真07:高座(一階が楽屋)
  • 写真08:高座
  • 写真09:衣裳倉
  • 写真10:奉納歌舞伎の様子
区分 民俗文化財 時代
指定内容・指定日 重要有形民俗文化財・西暦1975.09.03
所有者 肥土山自治会 ほか 所在地 香川県小豆郡土庄町肥土山甲2303

肥土山の舞台は、土庄町肥土山地区で行われる農村歌舞伎の舞台小屋で、離宮八幡(りきゅうはちまん)神社の境内にあります。舞台では毎年5月3日に、神社へ歌舞伎の奉納が盛大に行われます。
舞台は屋根が寄棟造の茅葺、下屋(げや)のみ総瓦葺で、内部に廻り舞台やせりなど様々な舞台装置があります。
舞台前面には、緩斜面を利用した10段程度の桟敷(さじき)があり、見物人はそこに御座(ござ)を敷き、弁当を食べながら観覧します。
舞台向かって左側に高座(たかざ)と呼ばれる畳敷2階建ての見物席が2棟続きます。舞台寄りの高座は1階が楽屋として使われ、役者がそのまま舞台へと行くための花道が続きます。また少し東へ離れた場所には衣装倉があり、歌舞伎上演の間は、様々な衣装や道具類が保管されています。
この場所に舞台が建てられたのは、肥土山地区にある蛙子池(かえるごいけ)が貞享3年(1686)に完成したのを祝い、仮小屋を造り歌舞伎を神社に奉納したのが始まりとされ、現在の舞台は明治33年(1900)に建てられたものです。