りつりんこうえん栗林公園
区分 | 記念物 | 時代 | ― |
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指定内容・指定日 | 特別名勝・西暦1953.03.31 | ||
所有者 | 香川県 | 所在地 | 香川県高松市栗林町1丁目20番16号 |
栗林公園は、江戸時代の初めの頃の寛永(かんえい)8(1631)年頃に讃岐国を治めていた生駒高俊(いこまたかとし)によって南湖一帯が造園され、現在の原型が形づくられました。その後、生駒氏に代わって初代高松藩主となった松平頼重(よりしげ)から5代頼恭(よりたか)までの約100年間をかけ、延享(えんきょう)2(1745)年に完成した大名庭園です。
最大の魅力は、約16ヘクタール(東京ドーム約3.5個分)の広い園地の中に、借景(しゃっけい)として庭園を雄大に見せるために取り込まれた紫雲山(しうんざん)を背景にして、6つの大きな池と13の丘で海や山を見立てた起伏に富んだ地形に、見せ方の異なる庭が広い園内の各所に配置された「池泉回遊式庭園」です。松を中心とした様々な花木が植えられた園内は、一歩あるくごとに景色が変わる「一歩一景(いっぽいっけい)」と呼ばれ、日本庭園の集大成と評価されるなど文化財的な価値が非常に高く、昭和28年には「特別名勝」(庭の国宝)に指定されました。