記念物

ほうしょういんのしんぱく宝生院のシンパク

  • 写真01:樹形 西から

    樹形 西から

  • 写真02:根系保護のための木道

    根系保護のための木道

  • 写真03:幹 北東から

    幹 北東から

  • 写真04:幹 東から1

    幹 東から1

  • 写真05:幹 南から2

    幹 南から2

  • 写真06:幹 南から3

    幹 南から3

  • 写真07:南側の枝張り

    南側の枝張り

  • 写真08:樹形 南から1

    樹形 南から1

  • 写真09:樹形 南から2

    樹形 南から2

  • 写真01:樹形 西から
  • 写真02:根系保護のための木道
  • 写真03:幹 北東から
  • 写真04:幹 東から1
  • 写真05:幹 南から2
  • 写真06:幹 南から3
  • 写真07:南側の枝張り
  • 写真08:樹形 南から1
  • 写真09:樹形 南から2
区分 記念物 時代
指定内容・指定日 特別天然記念物・西暦1955.08.22
所有者 寳生院 所在地 香川県小豆郡土庄町上庄412

寳生院(ほうしょういん)の境内に一つの森に見える巨木があります。高さ16.9m、直径約25mを測る雄大な樹冠や、針葉樹の特徴のねじったような太い幹は、推定樹齢約1600年の時間性と逞しい生命力を感じさせます。シンパクとはヒノキ科ビャクシン属のイブキの別名で、日本では岩手県以南から九州の海岸部に自生しています。
『日本書紀』にみえる応神天皇の小豆島行幸(ぎょうこう)の際にお手植されたという伝説をもつことから、江戸時代には小豆島を代表する巨樹・古木として認識されていたようであり、現在も地域のシンボルとして親しまれています。
また、植物で特別天然記念物(植物の国宝)に指定されている30件のうち、シンパクでは唯一特別指定されている貴重な巨木です。シンパクが生えている場所は、北西側の皇踏山(おうとうさん)から延びる谷にあたり、地下水が豊富な土壌に恵まれ、南西方向が開けた日当たりのよい土地ということも、これだけの巨木に成長した理由として挙げられるでしょう。